緊急事態が一部解除され「街に人が増えて感染拡大が懸念されます」という報道を見ると、「想定内やん、経済も回さんとあかんねんで」と1人でぶつぶつ言ってる今日この頃です。
〈若者はホントにダメなのか?〉
さて、日々過ごす中でよく聞く言葉の一つに、
「最近の若い子は〜」ってありますよね。
「最近の若い子はろくに挨拶もできん」
「最近の若い子はろくな言葉遣いをせん」
「最近の若い子は忍耐力がない」 etc
こんな感じでネガティブな意味で使われることがほとんどだと思います。
でもこれって昔からずっと言われてません?
5000年前の古代エジプト遺跡から、
「最近の若者はなってない、わしの若いころは〜」という象形文字が見つかったという話もあります(諸説あり)。
かの清少納言も、
「最近の若者の言葉遣い何なん?みっともないわ」って枕草子で言っております。
いや、どんだけ人類は同じことを言い続けるのかって感じですよね笑。
いつの時代も年上が若者を指摘するという構図は変わらないのですね。
では本当に若者は年上の方々が指摘するようにダメな人間なのでしょうか?
そんなことありませんよね。
いつの時代も若者がダメ人間ばかりだと人類の進化や発達はないはず。というか衰退して滅亡してるかもしれません笑。
今の世の中があるのは常に人類がアップデートを繰り返してきたからで、いつの世も若者がダメ人間ばかりではないことの証明です。
まあ「今の若いもんは〜」というのは人間の習性なんでしょうね笑。自分が若い頃も言われてたのに歳を重ねると同じように言ってしまうんですもん。
若者は流行や新しい文化を柔軟に取り入れます。そんな中で若者らと価値観の違いが生まれ「今の若いもんは〜」に繋がるのは分からなくもないです。
ただこう考えると、実は若者の方が賢いとなるわけです。だって新しいものをなんでも吸収してるので。例えばスマートフォン。相対的に若者の方が使いこなしてるはずです。スマートフォンは今ではビジネスに無くてはならないもので、使いこなせれば仕事の生産性もアップします。
また、今は幼児でもスマートフォンやタブレットに触れ、YouTubeで動画を見てる時代です。そんな小さい頃から当たり前のようにあるスマートフォンやタブレットをこれから大人になって使いこなせないわけないんです。こうやって人類はアップデートされているのだなと感じます。
当然これまでの経験や知識は歳を重ねるほど培われていくので若者が敵わない所も多々あります。いつの時代も変わらない普遍的な学問などはあるので。ただ時代変化が激しい中で常に最新情報に触れやすい若者は一歩先へ進んでるような気がします。
なので、これまで培われたものを年上の方々と融合させることが出来ればビジネスも更に良い方向に進んでいくのではないでしょうか。
目上の方と若者とが相互に学び合う関係が一番です。
どんどんアップデートしてるのは若者なので、それを「今の若いもんは〜」と言ってるようではそこで成長は間違いなくストップですね。
30台半ばに突入しようとしてる僕は、まだまだ若手と言われたい気持ちもありますがこれからの世代の方々には尊敬や学びの気持ちを忘れず接していきたいです。
「最近の若いもんは〜」を述べる習性を断ち切り、尊敬し合う社会になれば最高ですね。
お互い頑張りましょう!